ジャパニーズヴィンテージビーズへの思い
02 15, 2018Posted in出店イベント・個展のお知らせ
来月9日からの京都高島屋でのPOP*UPに向けて
準備真っ最中ではありますが、
4月11日(水)~15日(日)までの祇園での個展
【里帰りビーズのコスチュームジュエリー展】についても
Blogでご紹介していきたいと思います。
準備真っ最中ではありますが、
4月11日(水)~15日(日)までの祇園での個展
【里帰りビーズのコスチュームジュエリー展】についても
Blogでご紹介していきたいと思います。
今回の個展は京都(4月)と東京(6月)
同一テーマで開催する初の試みですが、
構想はもう何年も前から頭の中にあって、
制作の要となるジャパニーズヴィンテージビーズも、
普段の制作や毎年の個展に使用するものとは別に、
コツコツとコレクションを始めていました。
私の中で、「機は熟した。やるなら2018年しかない!」と
昨年12月の東京個展が終わった直後に決意し、
すぐに祇園のギャラリーを予約し、
東京のギャラリーにも1年後の予約を入れました。
それだけに今回の個展に賭ける私の思いはアツイのです。
・・・かなり、暑苦しいくらいに^^;
今までの個展でも、作品に対する思い入れは毎回相当なものがありましたが、
とにかく限られた時間で膨大な作品を制作するのに精いっぱいで、
FacebookやBlogの作品のプレUPですら全てを網羅することはできませんでした。
でも、今回は作品もそうですがそれ以上に、
素材となるヴィンテージビーズについても、
語りたい事が山ほどあるのです。
これを語らずして、ただ完成した作品を展示して見て頂くだけでは
今回このテーマを選んだ意味が無くなってしまいます。
ご自分でアクセサリーを作られる方の間では
ジャパニーズヴィンテージビーズの存在は
ある程度知られていますが、
一般的にはまだあまり知られていません。

第2次世界大戦が終わって、
日本がまだGHQの占領下にあった1940年代後半~
日本で作られたガラスビーズが海を渡り
アメリカやヨーロッパへ輸出されていきました。
戦争に負け、その日に食べるものにも苦労する中、
日本女性はアクセサリーで着飾る余裕などあるはずもなく、
当時の日本のガラスビーズはあくまでも
戦争に勝った欧米の女性達が着飾るためのものであったのです。

アメリカの取引業者の倉庫に眠っていた
美しいジャパニーズヴィンテージビーズに出会い、
それらが作られた時代背景を知った時、私は思いました。

このビーズを作っていた職人さん達は、
どんな思いでこのビーズを作っていたんだろう・・・
女性達が自由に思い思いのオシャレを楽しめるまでに豊かになった日本。
でも、今なお沢山の日本のビーズがアメリカやヨーロッパの倉庫に眠ったまま・・・
それらのビーズは今の日本ではもう作る事が出来ないビーズばかりなのです。
欧米の女性達を魅了した美しいビーズ達を、
今度は日本人である私の手で命を吹き込みたい。
このビーズを作っていた職人さん達も、
いつか日本が平和と豊かさを取戻し、
女性達が生き生きと自由におしゃれを楽しみ、
着飾ることができる未来を夢見ていたに違いない。
私の勝手な妄想かも知れないけれど、
ジャパニーズヴィンテージビーズに触れるたびに、
そんな思いがふつふつと湧いてきて、
それはもう確信に変わったのです。

私の住む京都は、世界中から観光客が押し寄せる街になりました。
そして東京は言わずと知れた世界有数の大都市です。
その京都と東京で、このテーマの個展を開催するという事は、
日本人だけでなく、世界中の色んな国の人達に、
ジャパニーズヴィンテージビーズの美しさを
知ってもらえるいい機会になるという事。

今回の作品のデザインや色使いは、
日本の季節感や日本の伝統文化から沢山のインスピレーションを得ました。
LA VENEREならではのコスチュームジュエリーを
是非沢山の方に見に来て頂きたいと思います。
**********************************************
個展準備の最初にすることは、ビーズの洗浄。

個展2回分の作品を制作するので、
とにかく大量のビーズが必要です。
今回使用するのはアメリカやヨーロッパの倉庫に眠っていた
ジャパニーズヴィンテージの未使用デットストック品。
多くが糸通しのままの状態ですが、
何十年も眠っていたので、埃や汚れが付いたままの状態の物も・・・
中性洗剤をたらしたぬるま湯で丁寧に洗浄して乾燥。
特にカーヴィングのガラスカボションは
ブラシで細かな部分に入り込んだ汚れを落とします。

この一連の作業を繰り返す事4~5回。
あと2便が到着待ちですが、
8割がた洗浄が終わりました^^;
このカテゴリーの次回更新からは
ヴィンテージビーズの紹介と制作の模様を織り交ぜつつ、
完成ホヤホヤの作品もご紹介していきますね。
Eriko Sato

LA VENERE*Instagramはこちら♪
同一テーマで開催する初の試みですが、
構想はもう何年も前から頭の中にあって、
制作の要となるジャパニーズヴィンテージビーズも、
普段の制作や毎年の個展に使用するものとは別に、
コツコツとコレクションを始めていました。
私の中で、「機は熟した。やるなら2018年しかない!」と
昨年12月の東京個展が終わった直後に決意し、
すぐに祇園のギャラリーを予約し、
東京のギャラリーにも1年後の予約を入れました。
それだけに今回の個展に賭ける私の思いはアツイのです。
・・・かなり、暑苦しいくらいに^^;
今までの個展でも、作品に対する思い入れは毎回相当なものがありましたが、
とにかく限られた時間で膨大な作品を制作するのに精いっぱいで、
FacebookやBlogの作品のプレUPですら全てを網羅することはできませんでした。
でも、今回は作品もそうですがそれ以上に、
素材となるヴィンテージビーズについても、
語りたい事が山ほどあるのです。
これを語らずして、ただ完成した作品を展示して見て頂くだけでは
今回このテーマを選んだ意味が無くなってしまいます。
ご自分でアクセサリーを作られる方の間では
ジャパニーズヴィンテージビーズの存在は
ある程度知られていますが、
一般的にはまだあまり知られていません。

第2次世界大戦が終わって、
日本がまだGHQの占領下にあった1940年代後半~
日本で作られたガラスビーズが海を渡り
アメリカやヨーロッパへ輸出されていきました。
戦争に負け、その日に食べるものにも苦労する中、
日本女性はアクセサリーで着飾る余裕などあるはずもなく、
当時の日本のガラスビーズはあくまでも
戦争に勝った欧米の女性達が着飾るためのものであったのです。

アメリカの取引業者の倉庫に眠っていた
美しいジャパニーズヴィンテージビーズに出会い、
それらが作られた時代背景を知った時、私は思いました。

このビーズを作っていた職人さん達は、
どんな思いでこのビーズを作っていたんだろう・・・
女性達が自由に思い思いのオシャレを楽しめるまでに豊かになった日本。
でも、今なお沢山の日本のビーズがアメリカやヨーロッパの倉庫に眠ったまま・・・
それらのビーズは今の日本ではもう作る事が出来ないビーズばかりなのです。
欧米の女性達を魅了した美しいビーズ達を、
今度は日本人である私の手で命を吹き込みたい。
このビーズを作っていた職人さん達も、
いつか日本が平和と豊かさを取戻し、
女性達が生き生きと自由におしゃれを楽しみ、
着飾ることができる未来を夢見ていたに違いない。
私の勝手な妄想かも知れないけれど、
ジャパニーズヴィンテージビーズに触れるたびに、
そんな思いがふつふつと湧いてきて、
それはもう確信に変わったのです。

私の住む京都は、世界中から観光客が押し寄せる街になりました。
そして東京は言わずと知れた世界有数の大都市です。
その京都と東京で、このテーマの個展を開催するという事は、
日本人だけでなく、世界中の色んな国の人達に、
ジャパニーズヴィンテージビーズの美しさを
知ってもらえるいい機会になるという事。

今回の作品のデザインや色使いは、
日本の季節感や日本の伝統文化から沢山のインスピレーションを得ました。
LA VENEREならではのコスチュームジュエリーを
是非沢山の方に見に来て頂きたいと思います。
**********************************************
個展準備の最初にすることは、ビーズの洗浄。

個展2回分の作品を制作するので、
とにかく大量のビーズが必要です。
今回使用するのはアメリカやヨーロッパの倉庫に眠っていた
ジャパニーズヴィンテージの未使用デットストック品。
多くが糸通しのままの状態ですが、
何十年も眠っていたので、埃や汚れが付いたままの状態の物も・・・
中性洗剤をたらしたぬるま湯で丁寧に洗浄して乾燥。
特にカーヴィングのガラスカボションは
ブラシで細かな部分に入り込んだ汚れを落とします。

この一連の作業を繰り返す事4~5回。
あと2便が到着待ちですが、
8割がた洗浄が終わりました^^;
このカテゴリーの次回更新からは
ヴィンテージビーズの紹介と制作の模様を織り交ぜつつ、
完成ホヤホヤの作品もご紹介していきますね。
Eriko Sato

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